総合

暗号屋・ぷらっとホーム・福岡地所 データの売買実現へ 福岡で実証実験

 暗号屋(福岡市中央区)、ぷらっとホーム(東京都千代田区)、福岡地所(福岡市博多区)の3社が連携して取り組む「スマートシティ化プロジェクト」が、福岡市と福岡地域戦略推進協議会の実施する『福岡市実証実験フルサポート事業』で採択された。

 データの相互利用や売買・決済ができるプラットフォームを構築する。スタートアップ企業支援施設「Fukuoka Growth Next」内のIoTデバイスをデータ取引基盤『PTPF™』に連携する。リアルタイムにデータをやり取りし、企業各社がIoTデバイスを開発しなくてもデータビジネスができるよう、実証実験する。

 PTPFは価値あるデータに対価が支払われる仕組み。デバイスメーカーはデータから収益を得て、IoTデバイスの導入コストを低減する。

 将来的には、交通やエネルギーなどのデータとも連携し、スマートシティの具現化などに貢献する。PTPFのブロックチェーン(分散型台帳技術)で開発コストを掛けずに、分野や都市を横断したデータの活用を容易にする。