賃貸・管理 マンション・開発・経営 賃貸・地域・鑑定

ビッグローブ AIで空調を管理  大規模ビル向けサービス

 ビッグローブ(東京都品川区)は、Ⅹ1 Studio(東京都千代田区)との協業により、クラウドとAI(人工知能)を活用し、既存ビルの二酸化炭素排出量削減ソリューション事業に11月16日に参入した。同日にはこれに合わせて、ビルの空調に関わる電気量を削減できる『クラウド型空調自動制御ソリューション』の提供を始めている。

 今回の新ソリューションでは、ビルに設置済みの、使用状況を可視化して分析や自動制御のできる「BEMS」(ビル・エネルギー管理システム)に、カナダ製の『BRAINBOX AI』を接続して活用する。AIが空調を管理することで、空調の電気代を平均25%削減するという。

 ビルの空調を管理する「BEMS」と、外気温や天候などの外部データを組み合わせて、AIが最適な状態に空調を制御する。特に、オフィスビルやホテル、病院、大学、商業施設など、電力の集中管理が75%以上で、延べ床面積7000m2以上の建物で効果を発揮しやすいという。両社は今後、通信をはじめ、事業運営の支援のほか、営業から保守までの連携を強化して包括的に協業していく。