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セミナー NTT東日本神奈川 中小企業は補助金活用で挑戦を 

 NTT東日本神奈川事業部(横浜市中区)は、「神奈川県中小企業・小規模企業感染症対策事業費補助金」の紹介を軸に、それらの活用から、業務のデジタルや事業の再構築を考えるセミナーを、横浜、さがみ、湘南、かながわの各信用金庫と5月20日に共催し、ウェブで配信した。

 講師で、経営コンサルティングのジェイネクスト(横浜市中区)社長の牧野雄一郎氏は、補助金と助成金の違いなどを説明し、「中小企業の生産性向上の意味がこれらの意味に込められている」と制度の主旨を説明。「IT化や働き方改革、賃金向上、定年延長、事業承継のために積極的に活用すべき」と、7月30日まで申請を受け付ける神奈川県の補助金制度を紹介。中小企業は、「様々な制度で守られている。上手に活用し、新しい事業に挑戦すべきでチャンスでもある」と強調した。

 NTT東日本神奈川事業部企画部長の川嶋克之氏は、中小企業のデジタル化では、「サービスの訴求をオンライン化する事例が多い。情報を発信し、興味や関心を高め、購入してもらい、口コミで広がる工夫が大切」と説明。同社グループや他社連携サービスでこれらの運用などを支援すると紹介し、「ICTサービスの導入により、顧客行動の情報を集計して加工し、その蓄積を分析する〝デジタルデータ化〟が今後の成長に欠かせなくなる」と解説した。