政策 総合

陽性者再び増加警戒警報発動 東京都、神奈川県

 小池百合子都知事は7月17日の会見で、都内の1日の新型コロナウイルスの新規陽性者数が293人で、モニタリング指標の感染状況が4段階の最高レベルの赤色、医療提供体制が上から2番目のオレンジ色になったことを受け、「感染拡大警報」を出した。

 都や業界団体の感染拡大防止ガイドラインによる対策が徹底されていない店の利用を控えるなど改めて3密回避などを呼び掛けた。感染防止対策を実施している店舗には目印として、「感染防止徹底宣言ステッカー」を張り出すことを進めている。

 東京都は、7月補正予算案で新需要獲得に向けたイノベーション創出支援事業として、2億円を計上した。非接触や混雑回避、医療・衛生分野など、新たな需要の獲得に向けて新製品やソフトウェアの開発を目指す都内中小企業を支援するため、技術開発に要する費用を助成すると共に、専門アドバイザーによるハンズオン支援を実施する。

神奈川は警戒アラート発動

 神奈川県は7月17日、病院や福祉施設でのクラスターによる新規陽性患者数を含めて、直近の1週間の平均新規要請患者数が33人以上となったことを受け、「神奈川警戒アラート」を発動した。

 同県の黒岩祐治知事は感染拡大の第2波に備え、県民に「感染防止対策取組書」が掲げられていない場所に行かないことを要請すると共に、事業者にテレワークの取り組み、感染防止対策の再確認や徹底などを呼び掛けた。