不動産企業のホテル事業、「テレワーク」に復活の糸口
住宅新報 2020年6月23日 号 1面
新型コロナウイルス感染拡大で、大きな打撃を受けたホテル事業。緊急事態宣言が解除された後は、感染拡大防止措置を行いながら、施設の新たな使い方を提案している。そのキーワードの一つになっているのが「テレワーク」だ。リゾート型ホテルでは休暇と仕事を融合した「ワーケーション」(今週のことば)を、都市型ホテルでは自宅よりも仕事に集中できる環境をそれぞれ打ち出している。インバウンド需要が消え、国内の宿泊需要回復も不透明な中、コロナで急速に普及した「テレワーク」は、ホテル復活の橋頭堡(きょうとうほ)となりうるだろうか。(桑島良紀)
リゾート型は「ワーケーション」
6月19日、政府による都道府県をまたぐ移動自粛が緩和された。森トラストグループでホテル事業を展開する森トラスト・ホテルズ&リゾーツは、新型コロナ感染予防対策をした上で、マリオットホテル、コートヤード・バイ・マリオットの国内6施設で、「ワーケーション」に関する2プランを用意した。「ファミリーワーケーションプラン」は、仕事に集中できる空間とリゾート体験、サービスで理想的なワーケーションを提供。また、「ソロワーケーション連泊プラン」は、リゾートで仕事の効率アップとリフレッシュも行うプランで、ラグジュアリーなラウンジや温泉で気分を変えることができる。
同社が「ワーケーション」に関するプランを提案するのは初めて。いずれも快適な仕事環境を提供するために、ホテル館内の無料Wi―Fiやベッドでもパソコン作業が可能な持ち運びテーブルを用意した。また、「ファミリーワーケーション」では、仕事と家族との時間を共に大事にできるよう14時チェックイン、12時チェックアウトの22時間滞在を可能にし、夕食まで仕事、夜は家族とリゾートを満喫することができる。また、テニスやプラネタリウムなど館内でも楽しめるリゾートのほか、夏休み期間は各種アクティビティの付帯も検討する。
























