マンション・開発・経営

高島屋G、初のPPP開発 東京都足立区と協定

 高島屋(大阪市中央区)の連結子会社である 東神開発(東京都世田谷区)は8月31日、東京都足立区(近藤やよい区長)と、公共用地を活用し、街の賑わいを創出する「六町駅前区有地活用事業」の整備・運営に関する基本協定書を締結したと発表した。場所は、つくばエクスプレスの六町駅から徒歩1分の公有地(仮換地面積3143㎡)で、公募型プロポーザルにより選定された民間事業者が複合商業施設と駐輪場の整備及び運営を行うPPP事業。東神開発は2023年3月に優先交渉権者に選定された。PPPによる開発案件への参画は、髙島屋グループとして初となる。今回の事業を機に、今後も行政と連携したPPP事業の拡大を目指す。

東神開発は「地域に根差し共に成長していく長期視点のまちづくり」を今回の事業の理念とし、地域の多様な生活ニーズに応える商業集積、地域コミュニティを育むサードプレイス空間等を盛り込んだ「まちの交流拠点施設」の開発を進める計画だ。開業は26年度中を予定している。