ユアサ商事(東京都千代田区)は、佐賀県で実施された「イタリア型避難所」の運営実証実験に参画し、コンテナを使った2種類のソリューションを提供した。
同避難所は、災害発生から48時間以内に、トイレ・キッチン・バスルームを完備した避難所を設置する。被害者が日常により近い形で生活を送れるように支援する先進的な仕組み。資材をパッケージ化させることで複数の拠点に備蓄し、短時間に被災地に届けられ、運用できる特徴を持つ。1980年のイタリア国内の地震で救援が遅れた教訓から考案された。現在、同国内では、災害関連死はゼロと言われているという。
同仕組みを採用した実証実験は、2025年10月の2日間、佐賀県で実施した。廃校に備蓄した資材を運び、避難所を設営する実験に約200人が参加した。ユアサ商事は今回、ユニットハウスの折り畳み式で可搬性の高いコンテナ型オリジナル商品2点を提供した。




