住まい・暮らし・文化

住宅とロボットが協調する住宅 リビングロボット・藤田医大・サンヨーホームズ

 リビングロボット(福島県伊達市)は、藤田医科大学リハビリテーション部門(愛知県豊明市)と共同開発した、人の生活や活動を支援するロボットとシステムを、サンヨーホームズ(大阪市西区)の住宅展示場(名古屋市熱田区)向けに提供を開始した。同展示場では、「人協調型ロボティクス住宅」として一般公開している。2027年の社会実装を目指している。

 「人協調型ロボティクス住宅」は、運動や睡眠など人の生活・活動データに加え、温湿度やCO2(二酸化炭素)濃度、照度、窓開閉などの住環境データをセンサーで収集する。得られたデータを基に、ロボットが居住者に対して会話を通じて気づきを提供し、最適な活動を促す。熱中症の予防や侵入者の検知、転倒通報などの機能を持ち、居住者を危険から守ることもできる。