マンション・開発・経営

タイ現地法人と経営会社の設立でホテル事業に参入へ 大林組

 大林組(東京都港区)の連結子会社のタイ大林(タイ・バンコック)は、現地の総合消費財大手サハグループの仲介会社Saha Pathana Inter―Holdings Public Company Limitedと共同で、ホテル経営会社を2025年6月30日に設立する。タイでのホテル事業は、大林組グループとして初の取り組みとなる。

 大林組は現在、中期経営計画に基づき、積極的な投資で新たなビジネス機会の創出に取り組んでいる。海外での非建設事業は、強化する対象国を絞り込み、エリアごとの参入戦略を策定して実行している。

 今後、同社グループは、バンコック都パトゥムワン区ラチャダムリ通りで、立地の特性などにかんがみ、オフィス用途を中心しつつ、高層部にホテルを配置する複合施設を開発する。同時に、運営委託方式(MC方式)でホテル事業に参入する。