住まい・暮らし・文化

モデルハウスが国内工業化住宅初の「iFデザイン賞」に 積水ハウス

 積水ハウスは3月6日、駒沢公園ハウジングギャラリー(東京都世田谷区)内のモデルハウス「HUE(ヒュー)」が、世界3大デザイン賞の「iFデザインアワード2024」の建築部門で受賞したと発表した。同社によると、国内における工業化住宅の受賞は、今回が初めて。

 「HUE」は、同社が昨年6月に本格的に開始した新築戸建て住宅におけるインテリアやエクステリアの新たなデザイン提案システム「ライフニットデザイン」を体現したモデルハウス。「住まいから生まれる時の重なりが日々の記憶として喜びを創り、大切な想い出を家族が共有できること」をコンセプトに掲げ、生活全般のデザインを手掛けるブランド「ミナ ペルホネン」を手掛けるデザイナーの皆川明氏がディレクションを担っている。

 iFデザイン賞は世界で最も長い歴史を持つ、世界三大デザイン賞の1つで、ドイツ・ハノーバー工業デザイン協会が「プロダクト」「建築」「インテリア・内装」など9部門で主催。24年は72カ国・地域から1万807件の応募があり、国際的な132人のデザイン専門家が審査した。「HUE」は、特に「Differentiation(差異化)」「Function(機能)」「Idea(アイディア)」「Impact(影響度)」の4項目で高評価を受けた。