国土交通省は12月11日、22年における全国の屋上・壁面緑化について、施工実績の調査結果を発表した。全国の造園建設会社や総合建設会社、屋上・壁面緑化関連資材メーカー等554社を対象に郵送でアンケートを実施し、回答を回収した259社(46.8%)のデータを基にした調査。
今回の調査結果によると、22年中に屋上緑化は約15.6ヘクタール、壁面緑化は約4.4ヘクタールが施工された。00年の調査開始以来の累計としては、屋上緑化が約597ヘクタール、壁面緑化が約119ヘクタールとなっている。
同省は近年の特徴的な傾向として、「用途にかかわらず様々な建築物で、屋内・屋外との連続性や一体利用などを考慮した緑化等により、利用者の交流促進や滞留空間としての魅力向上を図る事例が見られる」と説明している。
(写真) 「川西市立総合医療センター」(兵庫県)の屋上緑化事例
