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リフォーム事業を効率化する秘訣 nat・シンミドウ

 住宅・リフォーム業界向け3D(3次元)スキャンアプリ「Scanat」(スキャナット)を提供するnat(東京都港区)と、新築やリフォームを手掛ける中小工務店向けにコンサルティングサービスを提供するシンミドウ(さいたま市大宮区)は、「建設業2024年問題に備えるリフォーム会社のための業務改善セミナー」をオンラインで開催した。

 シンミドウ経営コンサルティング部経営コンサルタントの久保田涼太氏は、建設リフォーム業界の現状について、「住宅着工棟数は20240年には2000年時点に比べて、3分の1に減少する。一方、ストック活用の観点からリフォーム事業の新規参入者が家電量販店を含めて増えており、市場も安定的に上向きに成長している。業務の遂行方法は必須で、特に実行予算業務の改善が重要となる。また人材採用と育成も大切となっている。例えば、注文主は事前にウェブ情報を収集しており、非公開情報などのプラスアルファの情報の提供や、リフォームによってどのような暮らしを実現したいのかを引き出す傾聴力やそれを実現する説明力などが一層問われていく。これらのマニュアル化を図ることで、新人など若い人材でも成果を出せる会社に改革する必要がある」と説明した。

 natマーケティング部部長の若狭僚介氏は、誰でも容易にリフォーム前の現地調査を容易にできる同社提供サービス「Scanat」を紹介し、「特別な建築知識がなくても、現地の空間を撮影するだけで、簡単に3Dモデル空間を生成できる。その3Dモデル空間から寸法や面積を計測してデータとして蓄積できる。メモも付せられる。現場の確認や計測、撮影を手間なく最適化できるため、リフォーム事業者だけでなく、原状回復に備えて入居前に室内空間をデジタルデータで残したいと考える不動産会社、または、図面が残っていない物件の図面を作成したい、または見積もりを迅速に行いたい建設会社など、導入先は広がっている。現地調査をデジタル化することで、現地写真の撮影漏れや計測漏れを防いで二度手間をなくなる。調査時間を短縮化し、調査自体を省人化できるため、そこから創出した時間を注文主とのヒアリング時間などに充てられ、ニーズを的確につかめるようになる」と説明した。