地主グループは7月1日、大阪府泉佐野市にある「イオンモール日根野店」の土地及びその隣接地を取得し、イオンリテールとの間で定期借地権設定契約を締結した。土地は、JR日根野駅から徒歩5分、関西国際空港から車で約20分で、土地面積約8万9712平方メートル。「イオンモール日根野店」の他、「ジョーシン日根野イオンモール店」「コーナン日根野店」が出店する。
イオンモール日根野店は、イオンリテールが売主(非公表)から定期借家契約により建物を賃借し、運営してきた。契約期間の満了が近づく中、売主が経営資源の再分配ならびに投資資金の確保を目的として、本件土地及び建物の売却意向を示したことを踏まえ、イオンリテールから地主に対し、土地の取得依頼があった。
三者間での協議を経て、売主からイオンリテールが建物を取得し、地主が土地を取得するスキームが成立した。地主は2021年に同様のスキームによりイオンモール富谷店(宮城県)で実績を有しており、これがイオンリテールが地主を事業パートナーとして評価・選定した要因となった。地主は約9万平方メートルの好立地の土地を仕入れた。取得額は80億円以上。
イオングループが運営する店舗では、今後も土地や建物の賃貸借契約満了を迎える案件が複数想定される。地主は、引き続きイオンリテール及びイオングループとの取り組みを拡大していく。
※写真はイオンモール日根野(土地)
