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建設など業界特化型チャットAIを開発 KandaQuantum

 KandaQuantum(東京都千代田区)は、建設業界や電気通信業界、金融業界などの各業界の特化型で、チャット型AI(人工知能)を実装したコミュニケーションツールの新サービス「IndustryAI」を開発した。最近注目を集めている米国の人工知能研究所であるOpenAI(米国・加州)が開発した「ChatGPT」などの自然言語処理生成系AIでは、特定業界や特定企業の専門領域に関する質問に対して最適化がしづらい課題があると判断し、新サービスでこの課題感を解決したという。

 同社の新サービスでは、特定業界や特定企業が属する専門領域をAIが学習することで、高品質な答えを提供できるようにした。「ChatGPT」などの大規模自然言語処置モデルをベースとしている。ほかの一般的なチャットAIと比べても、より精度が高い対応力を備えている。新サービスは、ほかのシステムと連携しやすいAPI機能を実装しており、すぐに簡単に利用を始められるという。時間や休日などの制約がなく、エンドユーザーの顧客からの質問に対して24時間365日、聞きたい質問にすぐに回答を得られる。会話履歴を残すこともできる。