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21年度住宅ローン、借換え後金利は「固定期間選択型」増 住金機構

 住宅金融支援機構が10月11日に発表した21年度住宅ローン借換えの実態調査結果によると、借換え後の金利タイプ構成比は固定期間選択型が43.9%(20年度比2.4ポイント増)と増加したのに対し、変動型が49.2%(同1.0ポイント減)、全期間固定型が6.9%(同1.4ポイント減)とそれぞれ減少した。
 借換えを行った理由については、借換え後のすべての金利タイプで「金利が低くなるから」が最も多く、次いで「返済額が少なくなるから」となった。一方、借換え後の金利タイプが固定期間選択型および全期間固定型では「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」とする回答の割合が変動型よりも高くなった。なお、借換えによる毎月返済額の減少分の使途は、「生活費」「教育資金」が上位を占めた。
 同調査は21年4月〜22年3月に住宅ローンの借換えをした人を対象に、借換えによる住宅ローンの金利タイプの変化などについてインターネットで調査したもの。調査期間は今年4月28日〜5月6日。回答数は998件。