マンション・開発・経営

小規模マンション向けの新管理サービスを提供  穴吹ハウジングS

あなぶきグループで分譲マンションの管理事業を手掛ける穴吹ハウジングサービス(香川県高松市、新宮章弘社長)は7月1日、小規模分譲マンション向けの新たな管理サービス「SMUSIA(スムシア)」の提供を開始した。

同サービスの対象は、総戸数30戸以下の小規模物件。フロント業務における各種対応や情報発信などをスマートフォンアプリで行うほか、地域単位での管理員業務のシェアリングなどにより、利便性と作業効率を向上させ、管理コストの削減も図るというもの。また、管理プランを標準化・パッケージ化することでサービス費用を抑制する。

新サービス開発の背景には、小規模マンションは戸当たりの維持管理費用が比較的割高になりやすい半面、採算性の問題から大手事業者の撤退や管理費用の値上げが増加しているという現状がある。そこで同社は、完全個別対応の総合管理とアプリのみによる自主管理の中間程度の負担で、適切な管理を受けられるサービスとして「スムシア」を開発。併せて「小規模マンション管理支援事業部」も立ち上げ、小規模物件の管理体制の強化を図っている。

当初の新サービス提供エリアは、東京都全域および神奈川県、埼玉県、千葉県の主要都市。今後、対象地域を順次拡大していく予定だ。