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大和ハウス、東海地区最大の免震マルチテナント型物流施設着工

大和ハウス工業は今月9日、愛知県小牧市で複数テナントの入居を想定した5階建てのマルチテナント型物流施設「(仮称)DPL 小牧」(1-4階:鉄筋コンクリート造・鉄骨造、5階:鉄骨造、延床面積19万2367・98平方メートル)に着工した。竣工は24年1月の予定。

同物流施設は、名古屋高速11号小牧線・堀の内出入口から約2キロメートル、同豊山南出入口から約3キロメートルに位置する。関東および関西地域間の中継物流拠点としても機能するなどアクセス性の高い立地。

災害発生時でも早期復旧可能な免震システムを導入する。最大25のテナントが入居可能で、EC(電子商取引)事業者や近隣の工業団地の製造業者、小売業者などの入居を想定している。

施設内には従業員向けの保育所(最大36人受け入れ可能)を設置予定。カフェテリアや無人コンビニエンスストア、休憩スペースを設け、テナント企業従業員の労働環境にも配慮している。

同社の建築事業は2002年以降、物流最適地の提案から維持管理まで、顧客の事業スキームにあわせた専用の物流施設をコーディネートする独自の物流サービス「Dプロジェクト」を行っている。同サービスでは、オーダーメイド型のBTS型物流施設や、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能で短期的な物流ニーズにも迅速に対応できるマルチテナント型を展開し、全国で333カ所、総延床面積約1198万平方メートルの物流施設の開発を手がけている。