政策

鹿児島県志布志市と協定締結、国産材活用の新工場建設へ 住友林業

住友林業は2月14日、鹿児島県志布志市と立地基本協定書を締結した。この協定は志布志市臨海工業団地内で新工場建設の検討を開始することに合意したもの。同社は国産材活用の木材加工工場とバイオマス発電所の建設を検討する。

同社は志布志港から丸太の状態で輸出される木材を製品に加工し、付加価値の付与を図る。また、バイオマス発電の燃料利用として木を活用する方針。新工場は25年中の操業を予定する。

同社は製材から、木を余すところなく使う「カスケード利用」までワンストップで行う「木材コンビナート」設立を計画しており、志布志市での取り組みはその一つ。志布志市以外の複数地での設立を検討しており、30年には年間で100万立方メートルの国産材使用を目指す。