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潜在空室率が19カ月ぶりに低下、7.40%に 三幸エステート

 三幸エステートが9月10日に公表した8月・大規模ビル(1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル)市況によると、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)における潜在空室率(現空床に加え、退去前の募集床も対象)は前月比0.09ポイント低下の7.40%となった。これは19カ月ぶりの低下で、新型コロナ感染拡大以降、初の低下となる。今後、横ばい、低下傾向に移るかが注目される。
 空室率は同0.24ポイント上昇の3.50%、募集賃料(共益費込み、月額・1坪当たり)は同19円上昇の2万8739円。空室率は13カ月連続の上昇。賃料は小幅だが、3カ月ぶりに上昇した。