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トヨタホーム 賃貸マンション事業に参入 名古屋に第1号物件

 トヨタホームは、賃貸マンション事業に参入する。新たなブランド「TENAS(テナス)」として展開。第1弾として、「テナス丸の内」(名古屋市中区丸の内二丁目、RC造、13階建て、総戸数48戸)の開発に着手した。22年9月に竣工予定。同社の集合住宅関連事業では分譲マンション事業のほか、戸建て住宅の工法を採用した賃貸アパートや企業向け社員寮を展開してきた。今回参入する賃貸マンション事業は、土地から購入し建物を建設し、同社保有の賃貸住宅とする。今後、都心部を中心に賃貸マンション事業を推進していく。

 第1弾物件は、再開発が進む名古屋・丸の内エリアに立地。地下鉄桜通線・鶴舞線 「丸の内」駅から徒歩5分で、栄・伏見・名駅エリアへのアクセスが可能だ。30歳前後の単身者がターゲット。建物は西面バルコニー側ファサードに特徴を持たせた外観とし、エントランスはコンパクトながら奥行きを感じさせる設えとした。

 共用部は、非接触エレベーターや手洗い設備、居住者専用の非常用防災庫を設置。エントランス・エレベーター・専有住戸部分のトリプルセキュリティを完備した。また各戸の内装仕上げや住設機器は分譲マンションのクオリティを採用することで、賃貸でありながら上質で充実した暮らしを実現する。