マンション・開発・経営

タイの物流施設第1期を着工 三井不動産

 三井不動産はこのほど、タイ現地子会社が「(仮称)バンパコン物流施設計画」第1期を着工した。同事業は海外における初の物流施設事業。第1期が11月に竣工予定だ。ASEANの中でも、タイは地理的にその中心に位置し、製造業等の日系企業が多数集積する有望な物流マーケットと評価。日系企業の海外展開の支援を目指し、今後も海外において事業機会獲得を進めていく。

 同事業は、第1期から第4期分までの倉庫全8棟から成る計画で、着工する第1期は、平屋建て1棟、延床面積約2万2000平方メートルの最大4区画まで分割可能なマルチ型物流施設となる。また、第2期以降はマルチ型物流施設に加え、テナント企業の需要に合わせてBTS倉庫・冷凍倉庫・危険物倉庫・税関不要のフリートレードゾーン等も検討している。更に、テナント向け利便施設として、敷地内にガソリンスタンドやカフェテリア等を設置することも検討する。第2期、第3期が22年に、第4期が23年に竣工予定だ。