「鑑定評価の日」記念講演会開く、広報動画も公開　鑑定協連合会

　日本不動産鑑定士協会連合会は、4月1日の「不動産鑑定評価の日」の記念講演会を東京・有楽町朝日ホールで4月16日に開いた。地価公示制度50周年事業の一環として新たに作成した8分30秒の広報動画「あなたの役に立ちたい～地価公示～」を同日リリースしたのに合わせて、開演に先立ってスクリーン上映を行った。
　冒頭、登壇した熊倉隆治会長は「近年は住まいの売買、賃貸などの取引や、今月も全国各地で実施している無料相談会でも非常に多くの相談が不動産鑑定士に寄せられている。日々の暮らしの中で不動産鑑定を役立てていただいている」と挨拶した。続いて後藤計地価調査委員長が、2019年の地価公示から始めた不動産鑑定評価書の全ページの公表と鑑定評価書データの公開を紹介。後藤委員長は「諸外国でも例をみない取り組みで、土地・不動産活用の円滑な推進と金融、不動産業の生産性向上に貢献する目的でスタートした」と説明した。続けて「外国人観光客の増加と物流施設や工場の需要増大を受けて、工業用地の不足が指摘される地方都市もでている」と今年の地価公示の概況を説明した。
　記念講演は日本ラグビーフットボール協会のコーチングディレクターである中竹竜二氏が「スポーツマネジメント～強い個人と組織の作り方」をテーマに双方向型の講演を行った。
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