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全国で新たな「まちづくりファンド」3件を設立 民都機構

 民間都市開発推進機構は3月下旬、山形県新庄市、岐阜県岐阜市、岐阜県飛騨地域でそれぞれ現地の金融機関等と共に新たな「まちづくりファンド」を設立した。
 いずれの地域のファンドも、空き家や空き店舗、古民家を民間主体が物販、宿泊、飲食、交流、体験施設などにリノベーションする街づくり活動等を資金面で支援し、スポンジ化などの地域課題の解決を図る。
 新庄市では、新庄信用金庫と「新庄まちづくりファンド」を設立。東北地方では初めての「マネジメント型まちづくりファンド」となる。支援対象は同市の市街地とその周辺。ファンドの総額は5000万円で、同機構と同信用金庫が2500万円ずつ出資。
 岐阜市では、十六銀行と「じゅうろく・岐阜市まちづくりファンド」を設立した。支援対象は同市の都心区域と金華区域、その周辺。ファンドの総額は1億円で、同機構と同銀行が5000万円ずつ出資。
 飛騨地域のファンドは、高山信用金庫と設立した「たかしんまちづくりファンド飛騨のMIRAI」。事業支援を行うのは同県の高山市と飛騨市、下呂市、白川村の中心市街地やその周辺。ファンドの総額は1億円で、同機構と同信用金庫が5000万円ずつ出資。