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福島県南相馬市で「泉の一葉マツ」の後継樹を植樹 住友林業

 住友林業は2月21日、福島県南相馬市で「泉の一葉マツ」後継樹の植樹を行った。
 「泉の一葉マツ」は福島県指定の天然記念物。推定樹齢400年で、長年地元で愛されてきた。しかし東日本大震災以後、松くい虫被害によって樹勢が大きく衰えていた。
 南相馬市は後継樹育成の可能性を模索する中、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」で増殖を成功させた同社に協力を依頼していた。
 同社は松ぼっくりの内部にわずかに残った種子を採取。15年3月に発芽し、18 年末には成長した苗に「泉の一葉マツ」の特徴である一葉の出現が観察され、今回の植樹に至った。