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地方創生の最前線、徳島県美波町でコワーキングをPL ヒトカラM

 オフィス移転のサポート事業、空間プランニング事業などを手掛けるヒトカラメディア(東京都渋谷区)はこのほど、徳島県の南東部に位置する美波町のコワーキングスペース「ミナミマリンラボ」をプロデュースしたことを明らかにした。
 同町は、徳島市内から車で1時間ほどの距離にある漁師町。人口約7000人、高齢化率45%超の小さな町だが、近年は多くのサテライトオフィスが集まり、地方創生の成功モデルの一つとして注目されている。
 その「美波モデル」を盛り立てるべく、「ミナミマリンラボ」は18年2月にオープンした。鉄筋コンクリート3階建て、面積175.5平方メートルに8人の会議ルーム、20席のリフレッシュルーム、35席の作業ルームなどが設置されている。
 同社の高井淳一郎代表取締役は、「みなさんがここで起こってほしいと思っているのは、地域や産業の問題を掘り起こし、交流することで課題を精査していく『地域課題の発見』。『協働・実験』を通した『課題解決』。そして他のエリアに横展開ができる『解決策=メイドイン・ミナミの広がり』だ」と話す。
 同社は、同町のもと産学官一体でそうした「メイドイン・ミナミ」のサービスを生み出すためのプラットフォームづくりを目指している。