資格・実務

鑑定士試験、2016年から見直し 若年層の短期合格可能に

 国土交通省土地鑑定委員会は不動産鑑定士試験について、来年の試験から問題を見直す。学生や不動産分野での職務経験のない人にも積極的に受験してもらうのが目的。
 短答式では、不動産に関する行政法規で現在出題対象の一部を除外し、現在の不動産市場を取りまく状況などを踏まえた出題にする。また不動産鑑定評価基準についても、実務的知識がなければ解答が難しい問題を現在よりも削減する。
 論文式では鑑定評価の一連の手順をすべて経て、鑑定評価書を完成させる形態を廃止し、出題内容の重点化を図るなどする。
このほか民法・経済学・会計学については、2017年から必要な見直しを行う予定。