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虎ノ門と福岡大濠が上げ幅トップ 地価動向・14年第4四半期

 国土交通省はこのほど、全国主要都市の高度利用地の地価動向を四半期ごとに調査している「地価LOOKレポート」を発表した。
 それによると、2014年第4四半期(14年10月1日~15年1月1日)の主要都市・高度利用地150地区における地価動向は、上昇が125地区(前回124)、横ばいが25地区(同26)、下落が0地区(同0)となり、上昇地区が1増えて、前回に引き続き、全体の8割を超えると共に下落地区が0となった。2期連続で下落地区がなくなったことになる。上昇地区の割合が高水準を維持しているのは、金融緩和などを背景とした高い不動産投資意欲や、生活利便性が高い地区におけるマンション需要などにより商業系地区、住宅系地区共に多くの地区で上昇が継続していることによる。
 全150地区で最も上昇したのは、「福岡市中央区大濠」(住居系)と「東京都港区虎ノ門」(商業系)だった。