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投資用1棟物件価格が下落 消費増税の影響か ファーストロジック・4月

 不動産投資サイト「楽待」を運営するファーストロジックはこのほど、4月期の投資市場動向をまとめた。4月1~30日の間に、同サイトに新規掲載された物件と、問い合わせのあった物件を分析した。それによると、1棟物件の価格が前月に比べて下落したことが分かった。同社では、「4月からの消費増税が影響しているのでは」としている。

 投資用1棟マンションの価格は、新規掲載物件が1億9359万円で前月比2993万円の大幅下落となった。同じく問い合わせ物件の価格も1億6206万円で同2470万円の下落。表面利回りは新規掲載が8.94%(前月比0.05ポイント増)、問い合わせ物件の利回りも10.83%(同0.46ポイント増)で上昇した。

 1棟アパートも同様の傾向だった。新規掲載物件の価格は5919万円(同386万円低下)、問い合わせ物件も5099万円(同615万円低下)。表面利回りは、新規掲載が10.49%(同0.31ポイント増)、問い合わせ物件が12.26%(同0.40ポイント増)だった。

 一方、区分マンションの新規掲載物件の価格は1294万円で同121万円のアップ。問い合わせ物件も990万円で同78万円アップとなった。表面利回りは新規掲載が9.16%(同0.04ポイント減)、問い合わせ物件が11.03%(同0.56ポイント減)だった。