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米国で初の開発事業 ニューヨークに複合ビル NTT都市開発

 NTT都市開発(東京都千代田区)は、アメリカで初の開発事業を行う。今年10月に設立した子会社の現地法人「UD USA Inc.」(米国デラウェア州)を通じて、ニューヨーク州でのオフィス・商業複合ビルの再開発プロジェクトに参画した。ニューヨークやボストン、ワシントンDCを中心に実績を持つ現地ディベロッパー「Normandy Real Estate Partners」と共同で行う。

 開発するビルは、地上11階地下1階建て。貸付面積は約1万2700平方メートル。基準階は1000平方メートル。2014年2月に着工。15年3月に竣工する予定。

 同社では米国の不動産市場について、09年に現地法人を設立して事業展開する英国・ロンドンと同様に、長期的安定的な拡大が見込めると判断。特に取引ボリュームが大きく、流動性の高いニューヨークやボストン、サンフランシスコをターゲットエリアに、積極的に事業展開していく方針だ。