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高層新築でシェア賃貸、駒沢で73室稼働開始へ リビタ

 東京都世田谷区駒沢で新築された地上15建ての新築複合ビルで、73室からなるシェア型賃貸住宅(シェアプレイス駒沢)が3月1日、稼働を開始する。事業主は、駒沢エリアで賃貸業などを展開するサナイコーポレーション(東京都世田谷区)。シェア型賃貸をこれまで10棟以上、手掛けるリビタ(東京都渋谷区)が企画・監修を務め、管理運営を行う。

 同ビルは、1、2階に店舗が、14、15階に地権者の住宅が入る。2階の一部から13階部分がシェアプレイス駒沢となる。

 シェアプレイス駒沢の最大の特徴は、5つの共用空間だ。2階に設置したスペースのほか、2~3層(13~20人)ごとを1つのグループとして、原則グループごとに利用する40~45平方メートルの調理設備が整ったラウンジを、3、6、9、12階と4カ所に配置した。例えば、部屋毎に割り振られたシェア本棚を備えて「知的な時間を共有する」などそれぞれ異なったテーマで空間をデザインしている。

 各居室は、7~11平方メートル。賃料は月額7万~8万5000円。そのほか、共益費が月額1万5000円など。2月9日から案内を始め、24日までに38件が申し込み。申込者の平均年齢は30歳程度。20代後半から30代前半の社会人が中心で、40歳代もいるという。

 なお、リビタは2006年3月からシェア型賃貸住宅事業をスタート。シェアプレイス駒沢を含め、これまでに12棟736室を運営する。新築でのシェアプレイス事業は今回が初めて。