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人付き合いのきっかけ演出 千葉市で929戸 NTT都市開発など

 人付き合いを促すきっかけの提供をコンセプトにした、総戸数929戸の大規模マンションの開発が千葉市稲毛区で進められている。NTT都市開発(東京都千代田区)と大和ハウス工業(大阪市北区)、大成建設(東京都新宿区)、新日本建設(千葉県千葉市)、三信住建(東京都中央区)の5社によるウェリス稲毛だ。3万7946平方メートルの敷地に住居棟6棟、共用棟1棟を建てる計画。マンション内コミュニティの形成支援や、ランドスケープデザインの企画監修に、首都圏を中心として40件以上のまちづくりプロジェクトを手掛けた実績のあるデザインショップまちや(東京都渋谷区)が参画している。

 同物件で導入する人付き合いを促すための仕組みの1つが、年間を通じて様々なイベントを行う「はぐむクラブ」だ。区分所有者全員が加入するもので、入居開始後の当初2年間はデザインショップまちやの支援のもと、ピザ窯作りを始めとするワークショップなどを行う。3年目以降は、管理組合に活動を引き継ぐ。また、敷地内には、同クラブの活動の場となる共用スペースを計画。バーベキューテラスやパーティールーム、キッズルームなどで構成する共用空間や、ピザ窯を設置するピザガーデンなどを配置している。

 今後、3月上旬以降に販売を開始する。各住戸の専有面積は70~101平方メートル。販売価格は2900万円台~6500万円台、平均坪単価は165万円程度の予定。