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アキュラホーム、一部施工住宅で建築基準法違反

 国土交通省によると、アキュラホーム(本社・東京都新宿区、宮沢俊哉社長)が施工した名古屋市内の木造住宅(準耐火建築物)において、国土交通大臣認定などの仕様と異なる仕様で施工され、建築基準法違反であることが分かった。国交省は、早期に是正措置を講じるよう特定行政庁を通じて同社に指示。アキュラホームでは、「工事の監理に不行き届きがあった。まずは建築主に報告し、意向をうかがいながら適切な対策を講じたい」と話している。

 違反内容は、間仕切り壁や換気隙間などの不適合施工。いずれも耐火・防火上の問題が含まれている。

 なお、今回の件を受けてアキュラホームでは、これまでに建築した9820件について緊急調査を行い、準耐火建築物383件についても同様の可能性があることを発表している。現在、国交省でその内容についても調査中だ。