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2011年下期の東京都23区のマンション価格 大型タイプなどで上昇 日本不動産研究所調べ

 日本不動産研究所の調査によると、2011年下期における東京都23区のマンション価格は新築、中古とも専有面積40平方メートル以上のタイプで上昇した。1平方メートル当たりの価格は、新築で40~80平方メートル未満が前期(2011年上期)比2.7%増の78.3万円。80平方メートル以上は同7.0%増の98.4万円だった。一方、築10年の中古は40~80平方メートル未満で同1.6%増の59.1万円。80平方メートル以上で同13.6%増の79.2万円だった。この背景について、日本不動産研究所は、税制上の優遇や低金利の継続と前期の震災による下落の反動などを挙げている。

 また、2011年下期の事例数は、新築・中古とも前年同期比、前期比とも増加。「震災による市況低迷から脱却しつつあると考えられる」(日本不動産研究所)としている。