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上期の首都圏戸建分譲市場 供給戸数は前年並み 細田工務店まとめ

 細田工務店はこのほど、2011年上期(4~9月)の首都圏戸建分譲供給動向を発表した。それによると、供給量は前年並み。パワービルダー物件が増加し、平均価格の低下や、総区画数の減少といった傾向が見られた。
 戸数は2779戸(前年同期は2771戸)でほぼ前年レベルだった。エリアによる差が大きく、都下や埼玉東部が大幅に伸びた一方で、千葉や神奈川エリアは減少した。
 また、価格面では、高額帯での供給が減少し、全体的に低額帯にシフト。平均価格は4417万円で、前年同期比4%ダウンした。物件規模も総区画数50~100区画程度のまとまった規模の物件が減少し、20区画未満が前年度の98物件から163物件に増加した。
 今期はパワービルダーのシェアが盛り返したという。前年度まで40%を切るシェアだったが、今期は58%だった。
 同調査は、大手の供給物件または5戸以上の供給団地で追跡調査が可能な物件を対象としたMRCの調査を基に分析した。