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NAR日本大使が来日 米国流通市場の仕組み紹介

 全米リアルター協会(NAR)の日本大使を務めるジェイスン渡部氏がこのほど来日した。NPO法人日本レジデンシャル・セールスプランナーズ(RSP)協会、全日本不動産関東流通センターがそれぞれ同氏を講師に招きセミナーを開催した。同氏は国内の4つの業界団体との橋渡し役として、それぞれの会員に米国不動産流通に関する最新情報を提供している。
 ジェイスン氏は、米国の活発な中古流通市場を支えているのは「取引の流れを簡略化、透明化する仕組み」だと説明。その具体的手法の1つとして、売買の現場で用いられている「ロックボックス」を紹介した。これは協会が運営する、レインズと同様の物件流通システム「MLS(MultipleListingService)」が販売権を持つ鍵の保管庫のこと。各物件の玄関に設置され、買主の希望に応じて内覧する際に利用される。会員が各自の暗証番号を入力し鍵を取り出すと、MLSが管理するコンピュータに開錠者や日時、回数がすべて記録される仕組みだ。鍵の受け渡しを行う手間が省けるだけでなく、売主の仲介を務める会員にもそれらの情報が伝わるため、購入希望者の反応などを随時確認することができるという。
 また米国の不動産市場動向にも言及。「最悪の状況が続いている」と語り、差し押さえ物件が記録的な件数に上っていること、失業率の高さも相まって1次取得者層の購入意欲が落ちていることなどを理由に挙げた。ただし、最悪期には20%台を記録した価格下落率が縮小し、直近は4~5%台で安定しているなど好転の兆しが見えていることも強調。「2012年後半から2013年にかけて安心できる状況に移行していくのでは」との見方を示した。
(http://www.realtor.com/)

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