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2011年上期マンション価格 震災影響、大型タイプで大幅下落 日本不動産研究所

 日本不動産研究所の住宅マーケットインデックスによると、2011年上期の都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)や23区のマンション価格は、新築・中古とも下落した。また、同地区のマンション賃料についても新築・中古とも下落。同研究所は、その背景として、東日本大震災の影響を挙げている。

 マンション価格は新築・中古とも、都心5区の専有面積80平方メートル以上の大型タイプで大幅に下落。新築は1平方メートル当たり124万2000円。前期比17.8%減少した。中古も、1平方メートル当たり98万円で同17.0%下落した。

 インデックスは、アットホームとケン・コーポレーションから提供された事例データをもとに、日本不動産研究所が分析したもの。2011年上期のデータ数は、賃貸マンション事例が1万291件、新築マンション事例が1万2834件、中古マンション事例が787件となっている。