賃貸・管理

外国籍向け家賃敷金保証サービスの提供を開始 H.I.F.

 金融業務を最新テクノロジーで支えるフィンテックサービスを提供するH.I.F.(東京都新宿区)は、東京都宅地建物取引業協会と東京都宅建協同組合の100パーセント出資子会社で家賃債務保証業の宅建ブレインズ(東京都千代田区)と業務提携した。
東京都宅地建物取引業協会と東京都宅建協同組合の会員や組合員向けとして、外国籍入居者向けの家賃資金保証・居住を支援する「グローバル家賃敷金保証サービス」の提供を協業で始める。

 H.I.F.が強みとする最新技術による与信審査「二十一式人工知能付自動与信審査回路」を活用する。従前の与信審査で評価する「財務状況」に加えて、「定性的特徴」「コンプライアンスリスク」「経済動向」も評価する。遅延を含めた「取引リスク発生実績」を加味して人工知能モデルが学習して推論する。約4万8000件の債権買い取りや各種の保証、BNPL(後払い決済)の各種実績データを用いて、債権を保全する観点で審査項目を精査する。

 上記の技術や家賃保証のノウハウを生かし、新サービスでは、独自評価で「国籍」や「日本語のコミュニケーション能力」には左右されない与信審査を外国籍の入居者に対しても審査できるようにする。