マンション・開発・経営

北海道函館市で地元企業と提携の地域支援コワーキング いいオフィス

 コワーキングスペース事業を手掛けるいいオフィス(東京都港区、龍﨑宏社長)はこのほど、北海道函館市で「いいオフィス函館 by ゆったりーなスペース湯川」を開設した。同市で食料品販売や便利屋業を手掛ける創業101年の事業者・違カ畑野商店(高橋一仁社長)との提携によるコワーキングスペース施設。

 同施設は函館市電湯の川駅から徒歩11分、函館空港からは自動車で約5分の距離で、畑野商店に隣接する立地。床面積は82平方メートル、席数は40席で、個室ブースや会議スペース、オープンキッチンなども設けた。一時利用料金は1時間330円で、1日利用の場合は1960円。

 温泉地・湯の川エリア内の施設で、近隣には宿泊施設や飲食店、神社仏閣、植物園なども所在することから、ワーケーション拠点としての活用も見込む。また立食形式の場合は最大60人が利用可能であり、ワークスペースとしてだけでなく各種セミナーやワークショップ、結婚式の2次会といったイベント用途でも貸し出す。

 畑野商店は「周辺に住む社会人はもちろん、出張やワーケーション目的で函館に来た人、固定のオフィスがない個人経営者やフリーランス、そして『地元の地域活性に繋がる活動をしたい』という人にも利用してもらいたい。ここで繋がった人々がWin-Winになるような縁を繋ぐ場を目指しており、単なる場所貸しではなく、ここに来れば化学反応が起き、新たなビジネスやアイデアに巡り合える場所にしたい」として、地域のワーカーや起業家の支援を目指した施設と説明する。

(写真) イベントスペースとしても利用可能な新施設の内観