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投資
「セキュリティ・トークン」第三勢力なるか 不動産投資にデジタル化の波 先行者利益を狙い活発化するか 市場規模2.5兆円を見据える
不動産投資の多様化が加速している。従来、不動産投資で頭に浮かぶのが、個人投資家が銀行など金融機関から融資を受けてワンルームマンションなどを購入するという現物投資だったが、2001年9月にJリートが創設され、非上場リートや不動産私募ファンドといった市場も相次ぎ登場し、不動産特定共同事業法による小口化事業参入のハードルも下がった。加えて最近では不動産投資市場にデジタル化の波が押し寄せている。暗号技術のブロックチェーン(分散型台帳)を使って管理するデジタル有価証券を発行して投資家を呼び込む。現物やJリートなどの小口化に次ぎ、デジタル有価証券が不動産投資の第三勢力として存在感を示せるかに注目が集まる。(中野淳)