総合

「囲い込み」に難色示す消費者 透ける顧客の奪い合い 内見させてもらえない欲しい物件 仲介市場は健全に機能しているか

 不動産業界は過渡期を迎えている。人口減少が加速する中で、住宅領域は分譲・賃貸とも毎年新築が供給され、住宅ストックが積み上がる。縮む市場で顧客獲得に向けて各社がつばぜり合いを繰り広げる。ただ、取引現場で不動産事業者と消費者の間に齟齬(そご)が生じる出来事は珍しくない。売買仲介では古くて新しい問題とされる「囲い込み」が依然としてなくならず、賃貸マンションの管理組合からは悪質な管理不備を指摘する声も聞かれる。健全な市場の発展を妨げる事象を追った。(中野淳)

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