ラストマイルワークス(東京都中央区)は、同社で開発・運営する建築メタバース『comony』を活用し、一級建築士試験の受験者を対象とした合格応援イベントを開催した。受験者20人が参加して試験直前のポイント総復習や息抜きの時間を過ごした。
建築士試験の合格者の共通点は、課題や図面を見た時に立体が頭にイメージできること。それをふまえてイベントでは、実際に仮想空間内に参加者がアバター(分身)として入り、平面図と空間内の建物を見比べた。2次元図面では気づきにくかったポイントを詳しく観察。ポインター機能や俯瞰(ふかん)に便利なドローン(無人航空機)、断面図の表示などで講師陣が解説し、標準解答例を3D(3次元)モデルで再現した仮想空間内を巡った。参加者が問題文や図面情報の知識をどれだけ立体的にイメージできていたかを仮想空間の〝体験〟を通じて把握した。