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凸版印刷・ノルミー 本人認証機能を開発へ 〝メタバース〟で活用

 凸版印刷(東京都文京区)は、独自の「生体認証技術」を持つノルミー(東京都中央区)と連携を始めた。手のひらを使う本人認証機能を実装させた安全・安心を担保するメタバース(仮想空間)サービスを9月に開発する(イメージ図)。

 凸版印刷では、これまでに、メタバース基盤『MiraVerse®』(ミラバース)を提供している。ビジネス向けメタバース空間では最近になって、第三者の〝なりすまし〟〝乗っ取り〟や不正アクセスなどが課題として浮かび、これらにも対応してきたが、更に対策を強化する。

 今回の両社の連携により、スマートフォンカメラなどで使える、手のひらの「静脈情報」と「掌紋情報」に基づく生体認証機能を追加することで、セキュリティ性を向上させる。メタバース空間内のイベント会場の入場チケットの管理や、アバター(分身)の不正利用などを防ぐ。