秩父駅周辺で分散型宿泊施設 西武リアルなど4社、古民家再生 地域資源生かし活性化

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「NIPPONIA 秩父 門前町」の外観 蔵を客室に改装し落ち着いた雰囲気
 西武リアルティソリューソンズ、(一社)秩父地域おもてなし観光公社、(株)NOTE(兵庫県丹波篠山市、藤原岳史社長)、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)の4社は、西武秩父駅周辺で手掛ける分散型宿泊施設「NIPPONIA 秩父 門前町(ニッポニア ちちぶ もんぜんまち)」を8月5日に開業する。古民家3棟を改修し、合計8室の客室とレストラン、カフェを整備した。西武ホールディングスの後藤高志社長は、「グループとして初の古民家再生事業。古きよき資産に磨きをかけて秩父の魅力を向上させる」と話し、エリアの活性化を目指す。4社が共同出資する「株式会社秩父まちづくり」の社長も務めるNOTEの藤原社長は今回を第1期開発とし、今後3~5年で10棟程度にまで拡大する方針だ。

 「秩父まちづくり」では、西武リアルティソリューションズが事業全体の支援や西武グループとの連携と情報発信、観光公社が施設運営、地域との調整、情報発信、NOTEが古民家を核としたエリア計画策定や開発支援、SMFLがファイナンスのアレンジメントを行っている。

 藤原NOTE社長は、「第1期が一番重要」と認識しており、マイクロツーリズムなど関東近郊の個人旅行需要を想定している。西武リアルティソリューションズの齊藤朝秀社長は、今回の案件を軌道に乗せることに注力し、「1、2年で成果を見てから次の展開を考える」と話した。

 今回の改修では「小池煙草店」(昭和初期の建築、登録有形文化財)と「宮谷履物店」(同、小池煙草店に併設で合計面積251.77m2)にカフェ(8月中旬開業予定)と客室3室、「マル十薬局」(明治元年~昭和初期の建築、面積408.97m2)の母屋にレストランと客室3室、2つの蔵を客室として整備した。施設運営事業者は(株)NKB、総改修費用は非公表。

 レストランでは、秩父で活躍する職人による食器で、地元の食材を使った料理を提供する。また、観光スポットでもある秩父神社周辺の街歩きガイド、伝統的な織物である秩父銘仙の着物着付け体験などの体験プログラムの提供も予定している。

 宿泊料金は、1室3万~6万円で朝夕食付き。2人定員6室、4人定員2室という構成となっている。同施設の稼働率は約3~4割程度を見込み、NOTEが他のエリアで行っている事業と同様に高単価・低稼働という戦略で開発する。

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