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ビットキー 新機能搭載 内見を更に容易に 

 不動産テック企業のビットキー(東京都中央区)は、同社の運営する、あらゆるサービスやモノをつなげるコネクトプラットフォーム『homehub』の法人向けの管理システムで、スマートロックの「ワンタイムパスワードコード(TOTP)発行機能」の提供を開始した。デジタルキーの時間設定をする必要がなく、一定時間ごとに自動で番号を発行して、内見時に簡便に入室できるようにする。業務の効率化に期待できる。

 従来の一般的なスマートロックは、一時的に利用できるデジタルキーを発行できたが、その発行自体や専用アプリのダウンロードなどで手間があった。今回の新機能はこれらの課題を解消する。同システムで発行・表示できるデジタルキーの「番号」を仲介会社に伝えるだけで済む。自動で発行する番号は一定時間ごとに変わり、情報漏れのリスクを防ぐ。また、そのデジタルキーは、長短の有効時間の別で2種類を発行できる。

 ただ、管理システムで発行するデジタルキーの「番号」は、管理会社がメールや電話などで伝える必要がある。そこで、今回の新機能の提供に合わせて、いえらぶGROUP(東京都新宿区)が提供する不動産テックに特化した業界垂直統合SaaS『いえらぶCLOUD』や業者間流通プラットフォーム『いえらぶBB』とも連携。仲介会社が『いえらぶBB』を介して内見を予約すると、仲介会社向けページ上で、予約時間に入室用パスコードを自動で掲載されるようにした。今回の連携機能は内見向けとし、今後は原状回復業者の入室に際しても対応できるようにする。