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タスキ 新クラウドサービス開始 土地仕入れ管理を効率化 

 タスキ(東京都港区)は、不動産業界向けのSaaS型土地仕入管理サービス『TASUKI TECH LAND』を開発し、提供を始めた。従来の紙ベースで行っていた管理をクラウド上で行えるようになり、不動産業務の効率化を支援する。不動産ディベロッパーや不動産仲介会社、建設会社を中心に、導入活用を訴求していく。

 従来、土地所有者や不動産仲介業者から提供される土地情報の管理は、紙ベースで行われることが多い。ただ、紙書類の管理は煩雑、手間になりやすく、保管スペースも必要となる。これらの課題感を新サービスは解消できる。

 今回の新サービスでは、土地情報をパソコンやスマートフォンなどを介してクラウド上で一元管理し、運用できるようにした。同社独自の「TASUKI TECH AI(人工知能)」を活用しており、最新の都市情報(現状では東京23区内のみ)を自動学習させて、その学習データと独自の地理情報システム(GIS)を組み合わせている。

 用地の情報を入力するだけで、建ぺい率や容積率、日影規制などの都市情報を自動で地図上に表示できる。これを基に、迅速に事業用地の評価を行えるようにしている。今後は、企業の各担当者による土地の仕入れ状況を横断的に把握できるBI(ビジネスインテリジェンス)ツールなどの機能拡張も計画している。