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シリーズ・SDGs実現に挑む スマートドライブ・目標3ほか デジタルで安全運転意識向上 

 スマートドライブ(東京都千代田区)は、移動状況をデジタルで可視化し、「産業と技術革新の基盤づくり」(SDGs目標9)の進化を後押ししている。提供する車両管理システム『Smart Drive Fleet』は、社用車など車両の最適な利活用を促し、導入企業の業務の効率化や社員の安全運転意識の向上にも寄与している。

 専用機器をシガーソケットに挿し込めば、稼働データを得て分析できる。社用車の保有の要否を見直し訪問の頻度などで営業エリアの戦略立案にも役立つ。効率のよい訪問ルートを検討して長時間労働を防ぎ、社員など「すべての人に健康」(同・目標3)を配慮できる。安全運転には「心に余裕を持つことが大切になる。その背景にある業務自体を見直す機会にもつながる」(同社PR担当・佐藤文康氏)。結果的に、「働きがいも経済成長も」(同・目標8)実現する。

 急発進など運転上の〝クセ〟も分かり、具体的に社員の安全運転意識を高める。運転操作を数値化し、高得点の安全運転者や企業は、春と秋に開催する「全国安全運転イベント」(イメージ図)で表彰する。受賞を目標に、楽しみながら競い、自然と安全意識を明確化できる。

 過疎化を背景に、バス会社と共に路線運行ルートを見直す「パートナーシップで目標を達成」(同・目標17)する取り組みが乗降客の利便性を高めている。二酸化炭素排出も削減し、「気候変動に具体的な対策」(同・目標13)で地域のまちづくりに貢献している。