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STANDARD セミナー DX人材の育成を 

 法人向けDX支援事業のSTANDARD(東京都千代田区)は、DXを内製化するために必要な「DX人材」の育成方法を考える実践セミナーを9月27日に開催し、ウェブで配信した。

 DXの推進では、「業務を高度化する〝守り〟と、新規事業を創出する〝攻め〟の2つの側面がある。マネタイズ(収益化)ができてこそ、ゴールになる。そのため〝人〟を起点にデジタル変革を実践する必要がある」と指摘した。

 ただ、その実践を阻む3つの〝壁〟として、「本当のニーズをつかむ〝アイデア〟や、予算を確保して実行するための〝投資判断〟に加えて、デジタル技術を実装する社内人材や外注先での〝技術開発〟がある」と説明した。

 本当の競争優位のためには外製化ではなく、「DX人材を内製化するために、その3つの壁を順に突破する。パートナー企業の支援を受け、自社独自の強みを生かす施策で現場が〝自分事〟として関わる。社内で知見や成功を蓄積してシステム化し、一過性でなく継続的に取り組む。意識改革を図り、解決すべき課題を〝見つける力〟を持つことが最も重要」と解説した。