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「1LDK」がお好み? イタンジ 同棲カップル意識調査

 不動産テック企業のイタンジ(東京都港区)は、部屋探しから入居の申し込みまで、スマートフォンで完結できるセルフ内見型賃貸サイト『OHEYAGO』(オヘヤゴー)のTwitterアカウントのフォロワー1431人を対象に、7月に実施した『同棲に関する意識調査』の結果を8月にまとめた。

 結婚前の同棲経験者は構成比で42.2%に上り、半数近くを占めた。また、結婚前に「同棲したい」と回答したのは73.8%を占め、「婚前同棲」に〝肯定派〟が多い。理由には、価値観や生活習慣などの「理解を深めるため」が圧倒的に多い。一方で〝否定派〟の最多回答は、「結婚にマイナスに働きそう」と、不安視する姿も浮かんだ。また、ビデオチャットなどで長時間つながる「オンライン同棲」については同75.8%が〝否定的〟に考えている。「オンラインでは(見えない部分があり)同棲の代わりにならない」との回答が多かった。

 同棲経験者や、直近までまたは現在進行中のカップルに暮らした間取りを聞くと、1位は「1LDK」(同23.7%)、2位は「2LDK」(同22.7%)、3位は「2DK」(同16.6%)の順だった。その満足度では、「1LDK」が同60.1%、「2LDK」がそれを上回る同79.6%となった。個人としてのスペースも確保できるなどの理由で全体的な広さや部屋数の増加によって満足度が上がる傾向が見えた。また、「1DK」以下では、50%を下回る満足度となっている。

 様々な場面でオンライン化が浸透している。ただ、パートナーとの理解を深めて、良好な関係を築くには〝リアル〟なつながりを望む声が少なくないようだ。不動産会社にとって、部屋探しのサポートをする際の間取りの提案などで参考になりそうだ。