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シリーズ・SDGs実現に挑む  FANTAS・空き家再生への思い  目標11(住み続けられるまちづくりを)ほか

 FANTAS technology(東京都渋谷区)は、物件情報の掲載と必要な修繕箇所や費用を即時算出する空き家プラットフォーム「FANTAS repro」(ファンタス リプロ)の提供を4月に始めた。

 空き家再生に15年度に着手し、150戸超を手掛けており、7月に国土交通省の「空き家対策モデル事業」に選ばれた。近畿大学とのワークショップでは、若者に主体的な関わりを芽生えさせた。「完全な解決には道半ばだが、地域の不動産会社と連携して向き合いたい」(同社コーポレートグループ広報チームリーダーの小川明美氏)と話す。社会問題の解決や、新たな住まい方の提案で「住み続けられるまちづくりを」(SDGs目標11)推進。「AI適正査定」などの最新技術を通じ、「産業と技術革新の基礎をつくろう」(同目標9)を胸に、最適な情報アクセス環境を叶える。

 男性中心の不動産業界で「ジェンダー平等を実現しよう」(同目標5)の思いの実現に向け、女性がいきいきと活躍できる職場づくりで、子育てと仕事を両立する支援制度「ままたす・ぱぱたすプロジェクト」を社員からの発信で設けた。

 これら「働きがいも経済成長も」(同目標8)、具現化には、「ファンになっていただける企業になる」(同社企業理念)、自社の成長が大切だと考えている。