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ラストマイルワークス バーチャル住宅展示場 新機能 

 ラストマイルワークス(東京都中央区)は、提供するVR(仮想現実)空間共有プラットフォーム『comony』を利用した新たなバージョンとして、住宅関連業界に特化したクラウド型VRサービスの提供を6月17日に始めた。バーチャル住宅展示場の構築やアバター(分身)によるリモート接客、設計空間の共有を容易にできるようにする。

 住宅展示場のVR化ができる。標準仕様説明や営業資料をVR化させ、住まいの検討者に対して分かりやすく訴求できるようになる。室内の複数のレイアウトや設備の配置替えができるシミュレーション機能を搭載し、間取り図の表示や自動案内機能などと合わせて商談を円滑にする。

 住宅事業者が持つ様々な建築3D(3次元)データも、短期間で設計者の手間なく、VR空間に変換できる。遠隔地にいる住まいの検討者のスマートフォンやパソコンにもそれらを配信できる。アバターを通じて意見交換しながら室内空間を案内し、コミュニケーションを容易にする。

 同VRサービスは、「IT導入補助金2021」の対象ツールに認定されている。一定の条件を満たせば、導入企業に補助金が交付される。